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製品情報
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Al-SiC複合材料 棒・ワイヤ
- 金属基複合材料(=MMC)の伸線技術開発 ワイヤ製品化
新素材「Al-SiC複合材料」とは
アルミニウム合金中に超微細SiCセラミックス粒を分散させた金属基複合材料（＝MMC）の一種です。
当材料は軽量でありながら機械的性質に優れ、様々な特長を併せ持つ新素材です。
断面組織観察像
Al-SiC複合材料の長所 アルミニウム合金A6061との比較
Al-SiC複合材料 棒・ワイヤ製品
金属基複合材料MMCは、一般的に強度が高い代わりに伸びが小さく、塑性加工は大変難しい材料です。
弊社ではAl-SiC複合材料を直径1mm程度まで細く延ばす伸線技術を開発しました。
棒・ワイヤ形状でご提供可能です。
線材の外観写真
棒・ワイヤ製品 仕様・加工実績
| 材種 | 620XF | 217XG | 225XF | Duralcan 20% | Duralcan 30% |
|---|---|---|---|---|---|
| 複合材料製造法 | 粉末焼結 | 粉末焼結 | 粉末焼結 | 鋳造 | 鋳造 |
| 母合金 | A6061 | A2124 | A2124 | A359 | A359 |
| SiC充填率 |
20vol% (平均粒径0.7μm) |
17vol% (平均粒径0.3μm) |
25vol% (平均粒径0.7μm) |
20vol% (平均粒径14μm) |
30vol% (平均粒径25μm) |
| 線径・直径 |
1.0～6.0mmφ 10mmφ 20mmφ |
5.0～6.0mmφ 10mmφ 20mmφ |
5.5～6.0mm | 5.5～6.0mm | 5.5～6.0mm |
| 長さ | ～100m | ～2ｍ | ～2ｍ | ～2m | ～2m |
| 引張強度 |
400～500MPa ※寸法・熱処理状態による |
400～670MPa ※寸法・熱処理状態による |
400～745MPa ※寸法・熱処理状態による |
230～260MPa ※寸法・熱処理状態による |
371MPa ※T6バルク参考値 |
| ヤング率 |
103GPa |
100GPa |
115GPa |
97GPa |
125GPa |
※線径・直径や長さについては上記範囲外対応可
ワイヤの特長・期待用途
| 特長 |
軽量性、比剛性、比強度、耐疲労性 耐摩耗性、摺動性 耐熱強度、低熱膨張、高熱伝導性 振動減衰性、アルミ同等の耐食性 |
|---|---|
| 加工例 |
鍛造・圧造 切削 放電加工 曲げ加工 アルマイト加工(カラーアルマイトは困難) |
| 期待用途 |
摺動部品 剛性部品 高温材料 |
| 期待分野 |
レーシング車両 航空・宇宙 スポーツ用品 精密機器・製造装置 |