パウダー・イン・チューブ法(=PIT法)とは、金属管(パイプ)に粉末(粉体)を充填し、伸線することで、複合線材を造ることができる工法です。
単芯線材を束ねて金属間に充填し、多芯化することも可能です。
この技術を用いて、JFSでは山口大学工学部と相互に協力しながら、MgB₂超伝導線材の製作を行った実績があります。
その他、企業様より試作受注実績もあります。
Ex-situ PIT法によるMgB₂多芯線材の製作方法
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MgB₂単芯線φ1.2mmのX線CT画像 | MgB₂多芯線φ1.2mmのX線CT画像 |
お客様のご要望に応じて、試作開発を承ります。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ご相談ください。
山口大学との製作例 | 試作開発 対応例 | |
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金属管 | A1070 | アルミニウム合金、銅合金、ステンレス鋼など |
粉末材質 | MgB₂(山口大学提供) | セラミックス粉末、金属粉末、樹脂粉末、混合粉末など
※粉末を御支給いただくか、入手先等のご指定をお願いします。 |
芯部分の断面積率 | 約30%(単芯) | 最大70%程度(単芯実績値)
※金属管材質・粉末材質による |
仕上線径 | 1.2mm φ | 0.3~6.0mm φ(実績値) |
※上記範囲外においても、お客様のご依頼ご要望に対応いたします。