金属管に異材粉末や異種金属丸棒(心金)を充填し伸線することで、複合素材の線材を製作できます。
・粉末を充填して伸線する方法は、パウダー・イン・チューブ法(PIT)と呼称されています。
・異種金属丸棒(心金)を挿入して伸線することで得られる積層構造のワイヤは、クラッドワイヤと呼称されています。
・単芯線材を束ねて金属間に充填し、多芯化することも可能です。
この技術を用いて、ジャパンファインスチール㈱では山口大学工学部と相互に協力しながら、MgB₂超伝導線材の製作を行った実績があります。
その他、企業様や研究開発機関より試作受注実績があり、細い径ではφ40μmの複合線の製作実績もあります。
弊社で材料を調達して複合素材を製作するケースもあれば、お客様から特殊な粉末材料や複合済み棒線材を御支給いただくケースもあります。
複合線材の製作工程
MgB₂単芯線φ1.2mmのX線CT画像 | MgB₂多芯線φ1.2mmのX線CT画像 |
お客様のご要望に応じて、試作開発を承ります。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ご相談ください。
被覆管材 材質 | 銅およびその合金、アルミニウムおよびその合金、ステンレス鋼、銀、その他 |
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コア芯材 材質 | 金属棒材 (実施例:マグネシウム、アルミニウム、ステンレス鋼、低融点金属など) 粉 末 (金属、セラミックス、樹脂、金属セラミックス混合粉末など) |
仕上線径 |
φ0.04~3.5mm ※試作加工品の実績値 ※材質により到達可能な細さは異なります |
長さ |
φ0.09mm 1,000m 以上 φ0.04mm 2,000m 以上 ※試作加工品の実績値 |
芯部分 断面積率 |
25~85%程度 ※単芯の場合 ※材質・線径により対応範囲は異なります |
※上記範囲外においても、お客様のご依頼ご要望に対応いたします。
お客様のご支給複合線材のOEM加工も対応いたします。