金属管に粉末/丸棒の芯材を充填し伸線することで、複合線材を製作できます。
・粉末を金属管に入れて伸線する方法は、パウダー・イン・チューブ法(PIT)と呼称されています。
・丸棒や線を金属管に入れて伸線し積層構造の棒やワイヤを得る方法は、クラッドと呼称されています。
・単芯線材を束ねて金属間に充填し、多芯化することも可能です。
この技術を用いて、ジャパンファインスチール㈱では山口大学工学部と相互に協力しながら、MgB₂超伝導線材の製作を行った実績があります。
その他、企業様や研究開発機関より試作受注実績があります。
弊社で材料を調達するケースもあれば、お客様から材料を御支給いただくケースもあります。
複合線材の製作工程
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MgB₂単芯線φ1.2mmのX線CT画像 | MgB₂多芯線φ1.2mmのX線CT画像 |
お客様のご要望に応じて、試作開発を承ります。お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ご相談ください。
被覆管材 材質 | CuおよびCu合金、AlおよびAl合金、ステンレス鋼、その他 |
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コア芯材 材質 | 金属棒材 (実施例:Mg、Al、低融点金属など) 粉 末 (金属、セラミックス、樹脂、混合粉末) |
仕上線径 |
φ0.04~3.5mm ※試作加工品の実績値 ※材質により到達可能な細さは異なります |
長さ |
φ0.09mm 1,000m 以上 φ0.04mm 2,000m 以上 ※試作加工品の実績値 |
芯部分 断面積率 |
~70%以下 ※材質・線径により対応範囲は異なります |
※上記範囲外においても、お客様のご依頼ご要望に対応いたします。